6月より発売を開始しております、アジャスタブルシフター。 前回までは純正レバーの取外、今回は実際に装着する準備や手順、注意点を中心に ご案内していきます。
今回はいよいよ実際に装着手順をご案内していきます。
最初に左の画像から説明していきます、純正レバーとアジャスタブルシフター。
これは全車に言えますが、まずは純正のレバーと同じ寸法、もしくは中央のブッシュの位置が5-10mm程度あがった位置を基準(まず、全長/全高を同じにしておく)にします。マーカーなどでシャフトに目安をつけておくと、後で調整しやすくなります。
次に中央の画像、これはGDA/GGA,BE/BH系 5MT用ですが、純正レバーに使用していたブッシュやブッシュカラー、スナップリングなどはすべて再使用します。このGDA, BH 系の5MT用はスナップリングがフロア側からの装着になりますので、この準備段階ではロアシャフトに通しません。スナップリングが室内から脱着できる車種はブッシュカラー(白いカラー)の前(上)にスナップリングを通しておきます。
余談ですが、上の画像は左側が5MT純正、中央GD/GG系5MT、右側が純正6MT(BL/BP, GDB系)レバーになります。
並べてみるとシフトノブの位置は同じ(ボール部中央から先端の長さが一緒)ですが、ブッシュの位置が違うことに気がつきます。つまり、同じ6MTでありながら実際に操作してるとシフトフィールが異なる理由がここにある訳です。GDBインプレッサの "カチッ" とした操作感はこういった部分でも差をつけているのです。
また、右側のBL/BP系の中央の筒状になっている部位にはゴムが充墳されていて、実は下側の部分と上側のネジ部分(棒状)はつながっていません。こういった部分でレガシィなどは細かい振動などを吸収させ、車種によって質感を変えている訳です。
ただしスポーツ走行やチューニングの度合いによってはこうした部分が操作ミスなどにつながり易く、純正がゴム充墳タイプのレバーの場合、同じレバー比でもアジャスタブルシフターに交換するだけでスポーティなフィールにすることが出来ます。
次に車体側の準備ポイントです。
左側の画像、インシュレータカバーを取外し、1枚目をめくり上げた状態。
(ホッチキスの針みたいので止まってますので、持ち上げるだけで簡単にめくれます)
黄色くマークしてありますが、手前側(2,4,R 側)をカットしておきます。
アジャスタブルシフターのボディ位置にもよりますが、純正のレバーよりも太いので、インシュレータの収まり具合によってはシフターと干渉しますので予めカットしておきます。
ちなみにこのインシュレータは軽量化をされたい方は外してしまってもかまいません、下側にもちゃんと防塵用のブーツがあります。上側のものはほとんど "消音用" ですので取り外してしまっても実走行上は問題になりません。
次に右側の画像をご覧ください。シフターを仮付けして1速に入れた状態です。
周り(下側の防塵ブーツ)を固定している鉄製プレートとレバーのクリアランスを確認します。画像はGDBでプレート加工済ですが、この程度クリアランスがあればまず問題ありません、大体5-10mm程度開いていればOKです。
純正から5mm程度ブッシュ位置をあげるくらいならば必要ありませんが、調整幅を少しでも多く取りたい方は装着時に加工しておくといいと思います。また、画像のように下側ブーツとレバーは常に擦れ合っているため、グリスを塗布しておくとそれだけでも "引っかかり感" が低減されます。
レバー装着時に6MTの場合、アッパーシャフトは完全に固定しない状態で、装着するとケーブルを通し易くなります。ブッシュを真っすぐに入れながらケーブルを通すのは意外(?)に難しいので、まずアッパーシャフトを緩めておいてレバー本体を取付けます。
スナップリングやボルトなどを付けレバー(ロアシャフト+ボディ)を固定したら、アッパーシャフトを少し下げます。そしてケーブルの先端をアッパーシャフトのスライドピンホールから確認し、ピンポンチなどで貫通させてシャフトとケーブルを仮固定しておき、そしてシャフト位置調整時にケーブルを(レバー下をつかんで)上下させます。
この際ケーブルの中を引き上げない(リバースチェックを動かさない)ように注意しながら任意の位置に固定します。また、アッパーシャフトを引き上げる際、ケーブルをシャフトに対して真っすぐに支えておくとスムーズに通すことが出来ます。
次にケーブルの固定を行います。ここで忘れがちなのがスライダーをスムーズに動作させる付属のカラー(黒色:プラスティック製)で、グリスを塗布し、なじみをよくしてはじめに入れておきましょう。(ピン穴の向きも揃えておきます)
さて、アッパーシャフトの位置が固定できたら、スプリングシート(一番したに入っているスポンジ上の輪)、スプリング、純正から取外したスライダーの順にアッパーシャフトの上からストッパーの上に入れていきます。そしてスプリングピンをスライダー、シャフト、ケーブルを貫通するように固定します。ここで先ほどの画像(右:ケーブルとシャフトの仮固定)の様に一旦、ピンポンチなどで穴位置をあわせておくと、スプリングピンが挿入しやすくなります。